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肝臓・胆道・膵臓の病気

肝臓の病気

肝臓は、アルコールや薬物の分解、栄養素の代謝、老廃物の解毒など、重要な働きを担っています。

脂肪肝

肝臓に脂肪がたまる状態です。原因は、アルコールの飲みすぎや、飲酒習慣がなくても生活習慣病や肥満などが挙げられます。脂肪肝は放置すると、肝炎から肝硬変、そして肝臓がんへと進行するリスクがあるため、早期の発見と生活習慣の見直しが大切です。

肝炎

肝臓の細胞が炎症を起こし、破壊される病気です。ウイルス感染(A型、B型、C型)や、アルコールの飲みすぎ、肥満、薬の副作用などが原因となります。特に、B型・C型肝炎は慢性化すると、肝硬変や肝臓がんに進行する可能性があるため、定期的な検査が必要です。

肝硬変

慢性的な肝炎が進行し、肝臓が硬くなってしまった状態です。肝臓の機能が低下することで、むくみや黄疸(皮膚や目が黄色くなる)、腹水などが現れます。さらに進行すると、命に関わる合併症を引き起こすこともあります。

肝臓がん

肝臓にできるがんです。主な原因は、B型・C型肝炎ウイルスですが、近年はアルコールやメタボリックシンドロームによる脂肪肝が原因で発症するケースが増加しています。

胆のう・胆管の病気

胆のうや胆管は、肝臓で作られた胆汁を溜めたり、十二指腸へ送ったりする役割を担っています。

胆石症、胆のう炎・胆管炎

胆汁の成分が固まってできた「結石」が胆のうや胆管にできるのが胆石症、胆石などにより淀んだ胆汁に細菌感染をおこした状態が胆のう炎・胆管炎です。
胆石のみであれば多くの場合は無症状ですが、腹痛、吐き気、発熱などの症状が出た場合は、専門的な治療が必要になることがあります。

胆のう・胆管がん

胆のう・胆管にできるがんです。初期には自覚症状がほとんどありませんが、黄疸や腹痛、体重減少などで発見されることがあります。

膵臓の病気

膵臓は、血糖値を調整するホルモンを分泌したり、食べ物を消化する酵素を作り出したりする重要な臓器です。

急性膵炎

膵臓の消化酵素が、膵臓自身を溶かしてしまう病気です。 激しい腹痛や背中の痛み、吐き気、発熱などが主な症状で、重症化すると命に関わるため、緊急の治療が必要です。主な原因は、男性ではアルコールの飲みすぎ、女性では胆石が挙げられます。

慢性膵炎

膵臓で自己消化が徐々に進み、膵臓が硬くなる病気です。 初期には腹痛や背中の痛みが現れますが、進行すると、下痢、体重減少、糖尿病などを引き起こします。主な原因はアルコールの飲みすぎと喫煙です。

膵臓がん

膵臓にできるがんです。初期症状がほとんどなく、発見が難しいがんとされています。進行すると腹痛、背中の痛み、黄疸などが現れます。肥満、糖尿病、喫煙、慢性膵炎などがリスクを高める要因です。

肝臓・胆道・膵臓の病気の
検査と治療について

これらの臓器の病気は、症状が現れにくいため、定期的な健康診断や腹部エコー検査(超音波検査)、CT検査で早期に発見することが大切です。当クリニックでは、腹部エコー検査(超音波検査)(で肝臓、胆のう・胆管、膵臓を詳しく観察し、異常が疑われる場合は、より専門的な医療機関と連携して治療方針を立てていきます。「最近、お酒を飲む機会が増えた」「健康診断で肝機能の異常を指摘された」など、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

超音波検査について